夏日の選択 フードは買うか、作るか
他愛もないこと、と思われそうだけれど、フードの選択で悩む.
令和の入る前に、庭に来ていた猫さんには、
とてもカリカリなどというフードを上げる気にはなれなかった.
おいしいらしい.
フードは、今やスーパーでもドラッグストアでもけっこうな棚を占めていて、迷う.
母頼りの手作りごはんだけしかあげたことはなかった.
昔のねこまんま、みそ汁にごはん、というほどでもないけれど、
食べた後の魚の骨やなんやを、使わなくなった炊飯釜の分厚い内釜で直火にかけて
一応火を通すと、スープができる.
これにたいてい、近所の端ぱん、耳パンをちぎって入れて出す、二匹でなんでも食べる黒猫さんと、ちょっと好き嫌いのあるきじ白さんのカップルでたいてい皿が空になった.
引っ越してからは、もう母はこりごり、二度と猫にご飯なんぞ作らない.
正しい態度だろう .
そもそもアレルギーで酸化した油に悩まされてきた者にとって、
加工食品とか、あのテのこんがり焼けたカリッと香ばしいなんてものは絶対避けるべきものだった.
1. 酸化したオイル
からだにやけど、炎症をつくるのはこれでしょう、、と思っている.
2. 小麦粉
もともと小麦粉は小学校のころ、欧米からの輸入策で日本人の米飯に代わって給食をターゲットにして入ってきたものだった.
猫も洋種が増えていて、日本猫が少なくなりつつあるとか.
(K動物病院ドクター、保護活動されてたMさんの談)
アトピーや皮膚炎で悩まされているならば、まず住環境を変える、転地が良いと思うが、都市に住んでいた頃は逃れられなかった.
そう簡単ではない、汗をかくと必ず発疹、
犬や猫に汗腺はないらしく、手足の肉球にあるとか.
同じではないけれど、酸化物質、劣化した食品は食べない方がまし、と断言できる.
3.食品添加物、保存・着色料
人工的に添加されたものも、品質を保つためとはいえ良くない
4.砂糖 果糖ブドウ糖液糖など
糖類もまだまだちまたに多い.
飛躍するが、砂糖の接種がカロリーや脂分と同じくらいに意識されれば、
認知症や発達障害、アレルギーなど生活習慣病も随分減るだろうと思う.
GI値とか低GIと呼ばれる急激な血糖値の上昇を招かないもの、
咀嚼(物理的に噛む)することにより唾液とで分解されるものがいいはずで、
猫の小麦粉アレルギー、グレインフリーなども、仔猫時代の離乳時の食べものや、
親の唾液で咀嚼されたものをもらわず、人が世話を焼いて与えるせいもあるのでは、と
訝る.
哺乳類、というだけで同列に扱えないのだけれど、
なんとなく共通点のキーワードをあげてみた.
何かにつけラボラトリーな実験研究の方が優位で精度が高く信頼される科学の世界、
フィールドでは制度は6割に落ちるとけなされてきたのもその通りだけれど、
ラボの条件と、各家庭での飼育環境の多様では、計り知れない因子が後者に多いわけで
ストレスフリーな環境とストレスに強いというのはまったく違うのだとつぶやきたい.